【税理士試験】ブランクありから簿記論に挑戦|講義についていけるの?
この記事に興味をもっていただいたということは、税理士試験に興味のある方、もしくは目下勉強中で簿記論の受験に悩んでいる方かもしれませんね。
今悩んでいる方の答えの糸口になるような記事を書きたいという思いで、今回はこの疑問についてお答えしていきます。
正直たいへん!でも不可能ではない
結論から言うと、多少のブランクがあっても簿記論の講義についていくことは可能です。
私自身、簿記のブランクが2年あるにもかかわらず、合格することができました。
学習を開始してから苦労することはあるかもしれませんが、積極的に質問する姿勢や勉強を続けられる人が合格に近づける試験と言えるかもしれませんね。
しかし、まったく復習せずにいきなり講義を受けるのは、あまりおすすめできません。
そこで、簿記論に挑戦するためのブランクの埋め方についてお伝えしていきます。
多くの予備校では入門講座がついてくる
大手の予備校であれば、簿記論の講座とは別に入門講座がついてきます。
入門講座ではどんな内容を学べるのか。
具体的には、日商簿記3級~2級レベルのおさらいをします。
また、簿記2級については全ての論点を学習するわけではなく、簿記論を理解するための範囲に絞って講義が行われます。
そのため、もしかすると連結会計や本支店会計、外貨換算会計といった複雑な論点は扱われないかも…
しかし、まったく問題ありません。
これらの論点は、簿記論の講義から本格的に学習しても十分間に合います。
簿記2級で学習した論点の中でも、基礎論点のブランクを取り戻すことさえできれば、問題なく簿記論の講義を理解することができます。
多くの予備校では質問機能が備わっている
大手の予備校であれば、メールや電話による質問サービスが利用できます。
これによって、通信講座を利用していても疑問点を解決することが可能に。
筆者も講義を受けて分からなかった論点は、積極的に質問して理解を進めました。
ただ、電話の対応時間が限られていたり、メールの返信に時間を要する可能性がある点には注意が必要です。
挫折の可能性を減らすには
「簿記一巡の手続」をしっかり理解
はじめに言っておきますが、簿記一巡が理解できなければ、簿記論に合格することはできません。
簿記一巡はそれぐらい大事で、多くの論点に通ずる基礎論点なのです。
当期純利益の計上タイミングや推定問題に加え、本支店会計の総合問題や連結会計の未実現利益といった論点で生じる疑問は大体、簿記一巡によって解決できます。
「基礎論点だから」「処理の数が多くて面倒だから」といって放置せず、理解するまでしっかりと向き合いましょう。
分からないことは質問する
これはどの試験においても言えることですが、分からない論点の放置は挫折のきっかけになります。
筆者が中学時代、質問することが恥ずかしいと考えていた時期がありました。
その結果、1年生の途中で授業内容が分からなくなり、テストの結果も悲惨なものに。
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」ということわざはまさにその通りだと思います。
入門講座の論点をあやふやにしたまま簿記論に進むと、後々足元をすくわれますよ。
もし、質問の回答スピードを求めるのであれば、LINEオープンチャットがおすすめです。
税理士試験のオープンチャットに参加すれば、その日のうちに誰かが回答してくれます!
まとめ|ブランクを取り戻して簿記論に挑戦しよう
まだ簿記論に申し込む覚悟が決まらない方は、とりあえず簿記2級まで復習してみましょう。
この際、商業簿記の復習のみで構いません。
最近の外販教材はわかりやすいので、LINEオープンチャットと組み合わせれば大体思い出せるはずです。
その上で簿記に向いているかどうかを判断するのも良いかもしれません。
皆さんの学習の一助となれば幸いです。