税理士試験前に避けたほうが良い事とは?

税理士試験は年に一度の大勝負です。
何ヶ月、何年と積み重ねた努力を本番で最大限発揮するためには、前日の過ごし方がとても重要になります。
緊張や不安がピークに達する時期ですが、ちょっとした行動の選択が試験結果を左右することもあるのです。
この記事では、税理士試験前に避けたほうが良い行動や、当日スムーズに力を出すための工夫をご紹介します。
最後まで読んでいただき、最高の状態で試験に挑みましょう!
冷たいものや液体、固形物を試験前に摂らない
試験前の飲食は慎重に選ぶことが大切です。
試験中に便意や尿意に襲われてしまうと、集中力が削がれ、実力を十分に発揮できない可能性があります。
本番はただでさえ緊張するので、なるべく試験に悪影響を及ぼす要素は排除しておきたいところです。
特に試験開始直前に大量の水分を摂ると、途中でトイレに行きたくなり、問題を解くどころでは無くなってしまう恐れがあります。
おすすめはウィダーインゼリー
もし試験が2~3限目にある場合は、試験後に昼食をとるのがおすすめです。
空腹が気になる場合は、常温のウィダーインゼリーのような軽くてエネルギー補給ができるものが便利です。
これなら量も少なく、消化の負担も少ないため、試験中にお腹の不快感を感じることもありません。
前日から食事のタイミングや内容を調整し、試験中の集中力を最大限に保てるようにしておきましょう。
緊張して眠れないからといって寝ない
試験前日は緊張して眠れなくなることがあります。
私が参加している税理士試験のオープンチャットでも、「緊張で全然寝られなかった」というメッセージが前日の夜にたくさん投稿されていました。
年に1回しかない試験のために、趣味や家族との時間を犠牲にして勉強してきたわけですから、緊張するのは自然なことです。
しかし、眠れないからといって無理に起き続けてしまうと、翌日のコンディションが大きく崩れてしまいます。
目を閉じるだけでも効果アリ
最近では、この方法で疲れを取り除くことは難しいという声もあります。
しかし、ずっと起きているのに比べると、十分な効果があるのは確かです。
また、この方法をとるのは試験前日の精々1~3日なので、体への負担は少ないでしょう。
試験が終わった後にしっかりと睡眠をとれば、疲れは取れると思います。
本番で少しでも良い結果を出したいとお考えの方は、一度お試ししてみてはいかがでしょうか。
前日に難しい問題を解かない
試験前日は、最良のコンディションで本番に挑むための調整日です。
前日に難しい問題や苦手な論点に手をつけてしまうと、ミスが続いて「本番で大丈夫かな…」と不安に陥る可能性があります。
試験本番は精神状態がパフォーマンスに大きく影響するので、前日に自信を失うような行動は極力避けるべきです。
自分が得意な問題を解くのがおすすめ
これは、私が税理士を目指すきっかけとなった先生から頂いたアドバイスになります。
先生によると、「本番2週間前から勉強したところで、試験での実力はほぼ変わらない」とのことでした。
(実際に本試験を経験してみて、確かにそうだと思いました。)
この言葉からもわかるように、直前に新たな知識を詰め込むよりも、できる範囲で自信をつけることのほうが大切です。
そこで、一番出来の良かった答練を1回分解き直し、「これなら大丈夫」と自分を鼓舞すると精神的にも安定します。
前日に実力を無理に伸ばそうとするより、今の力を確実に発揮することを意識しましょう。
試験会場に早く着きすぎない
税理士試験は例年8月初頭に実施され、1年で最も暑い時期と重なります。
会場によっては早く着きすぎると屋外で待機することになり、試験前に汗だくになってしまうこともあります。
炎天下で体力を消耗した状態では、試験中の集中力にも悪影響が出かねません。
試験30~40分前に到着するのがおすすめ
早く着いても、試験直前にできる復習は限られています。
受験票や筆記用具の確認、答案用紙への受験番号記入などの準備だけなら30〜40分前の到着で十分間に合います。
直前の勉強は、知識の最終チェック程度にとどめ、体力と集中力を温存することを優先しましょう。
道に迷った際、人に聞かない
初めての試験会場では、道に迷ってしまうこともあります。
私は去年、武蔵野大学で簿記論と財務諸表論を受験した際、西武池袋線で乗り換えの電車に迷いました。
そのとき、ホームの点字ブロック近くでスマホを操作していた女性に思い切って道を尋ねたことで、無事に試験会場に到着できました。
もしあの時、自分の勘で選んだ電車に乗っていたら、試験開始時には所沢のホームで絶望していたでしょう。
遠慮せず周囲の人に聞こう
道を尋ねるときに、「ナンパと勘違いされるかも…」と不安に思う方もいるかもしれませんが、ほとんどの場合、周囲の人は親切に教えてくれるはずです。
試験会場への道を迷っているときの表情は、きっと焦りや切迫感がにじみ出ているはずなので、相手にも真剣さが伝わります。
遠慮せず、周りの人に積極的に質問して無事に会場にたどり着きましょう。
おわりに
税理士試験の直前は、長期間努力してきた自分を最後に整える大切な一日です。
ちょっとした行動や判断の違いが、本番でのパフォーマンスに大きく影響することもあります。
この記事で紹介した「避けたほうが良いこと」を参考にして、当日は自信を持って試験に臨めるように準備しましょう。
努力が実を結び、合格を掴み取れることを心から応援しています!